顎関節症について

私たち人間の顎は、非常に複雑な形状をしていて、様々な役割を持ちます。この部分には筋肉や関節外転神経などが集中していて、下顎を強く支えています。
食事をしたり会話をする時には、これらがうまく連携試合機能することになりますが、この顎の関節や周辺部分に痛みが生じたり動かしにくくなるのが、顎関節症です。

原因と症状

具体的な症状にあげられることとしては、口を開けた時に顎周辺に痛みを感じたり、顎の関節から音が鳴る、口を開けた時に引っかかりを感じるなどが挙げられます。痛みは関節の痛みと筋肉の痛みに分けられますが、どちらか一方、もしくは両方が痛むこともあります。

これまでは噛み合わせの悪さが原因だと考えられてきましたが、現在では噛み合わせは原因の一つであり、その他にも様々な原因があると言われています。顎関節そのものが生まれつき弱かったり、ストレスや不安などから生じる筋肉の緊張、怪我なども該当します。日常生活において頬杖や歯ぎしりなどの癖が影響することもあるでしょう。日常的に顎に負担がかかる癖に思い当たることがある場合には、意識して治していくようにしましょう。